第38回 菌学シンポジウム報告

日時: 2024年1月27日(土) 13:30-17:00
場所:慶應義塾大学日吉キャンパス・来往舎2階 中会議室
参加人数: 27名

 2024年1月27日(土)第38回シンポジウム『カリブ海のきのこをめぐる文化』を、2019年12月以来となるオンサイト大会として開催しました。

 今回は多くの日本人にとってなじみが薄いと思われるカリブ海のきのこ文化について、文学および文化人類学の専門家としてハイチの研究に携わっている2名の演者をお招きして、ジョン・ジョンと呼ばれる現地のきのこ食品について様々な側面から深く切り込んでいただきました。

 今回の大会では、招待講演に加え、会員からの一般講演およびスライドショーの合計10題のプレゼンがあり、活発に質疑応答がされました。通常の講演(約15分の一般講演)と、より短く、しかし自由なフォーマットのスライドショーのふたつの枠を設けることで、より自由な議論がされたように思います。また、1月開催に伴う発表数の減少を懸念しておりましたが、結果的には学生その他にとって参加しやすい時期であったようにも思います。

 日本菌学会関東支部では、より多くのみなさまに積極的に発表の場となるように、今後もシンポジウムの枠組みについて検討を重ねていきたいと考えています。シンポジウムのテーマ、開催時期、一般発表のフォーマットなど、より良いシンポジウムにするために会員のみなさまもぜひご意見をお寄せください。

 貴重な講演をしていただいた演者のみなさま、学会に参加していただいたみなさま、そして準備・運営全般にご尽力いただいた慶應義塾大学の糟谷大河先生およびスタッフ一同に深く感謝申し上げます。

シンポジウム担当幹事 保坂健太郎

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