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一般社団法人 日本菌学会 - The Mycological Society of Japan

標本情報(GBIFとS-Net)

GBIFとS-Net

GBIF(地球規模生物多様性情報機構)は,様々な生物の生物多様性情報(いつ,どこに,どんな生物がいたか,どんな証拠によって示されるか)を世界中から集め,インターネットで公開している国際的非営利組織です.日本もGBIFの活動に参加しており,多数のデータ(動物・植物・菌類)を提供しています.GBIFのサイトからは,日本を含む世界各国から収集されたデータが公開されており,自由にダウンロード可能となっています.
これらのデータは,現在年間数百件を越える論文に引用され,分類・生態学的研究,とりわけ保全生物学的な研究には欠くことができないものになっています.この活動のため,日本では複数の博物館から標本データを収集し,提供していますが,GBIFのホームページでは日本語情報で検索ができません.そこで,日本語情報を使えるようにしてデータを公開しているのが,サイエンス・ミュージアムネット(S-Net)です.
S-Netでは,現在,北海道から沖縄までの広範囲にある80を超える日本全国の協力機関(自然史系博物館,公立の研究所や大学など)から提供された数万件の菌類データを,検索・ダウンロードできる他,検索結果を地図にプロットして表示することができます.