平成31年度年次大会 報告

日時: 2019年4月20日 13:00-19:30
場所: 玉川大学 大学・研究室棟 会議室(B104)
参加人数: 52名

 平成31年度年次大会は、玉川大学で開催されました。例年どおり年次総会、話題提供講演および一般講演が行われました。

 話題提供講演では、山中高史先生(国立研究開発法人森林研究・整備機構 森林総合研究所)に「マツタケやトリュフの栽培に向けた研究」という演題でご講演いただきました。栽培が困難な高級食材であるマツタケ・トリュフについて、感染苗木を利用した栽培研究の最新の成果について、分かりやすくご説明いただきました。

 一般講演では以下の9題の発表があり、活発な討論が行われました(タイトルと発表者のお名前を示します)。
1)札幌市内で採集されたクロカワゲラ幼虫から得られたハルペラ目菌類について(森林総合研究所 佐藤大樹氏)、2)小笠原母島から分離されたSaksenaea 属1未記載種およびそのBurkholderia 属内生細菌について(茨城大学 高島勇介氏)、3)“Lecanora” の再分類に向けた研究(理研BRC-JCM 橋本陽氏)、4)Pyrenopeziza protrusa(ビョウタケ目ヘソタケ科)の検出・定量を目的とした種特異的プライマーの設計(東京大学院 板垣ひより氏)、5)Neopestalotiopsis 属菌によるタブノキ斑点病(新称)(玉川大学 荒井彗吾氏)、6)土壌細菌Bradyrhizobium が外生菌根菌Laccaria parva のキノコ発生に及ぼす影響(森林総合研究所 小長谷啓介氏)、7)スエヒロタケに対するアロマ精油の抗菌性実験(放送大学 林智絵氏)、8)食虫植物由来真菌の分離・分類および機能解析(北里大学院 松尾直哉氏)、9)昆虫由来真菌の分離・分類および機能解析(北里大学院 近藤直純氏)。

 講演会に先立って行われた年次総会では、平成30年度の活動報告や第17期(平成31~令和2年度)の役員改選が行われました。また平成31年度の企画の数々が紹介されました。本年度の行事も奮ってご参加いただければと思います。
 続いて第6回勝本賞授賞式も執り行われました。安藤勝彦勝本賞選考委員長より、第6回勝本賞受賞者として、徳増征二氏の選出報告がありました。
 懇親会は、大会会場に隣接したレストラン朔風で開かれ、およそ2時間にわたり会員同士の活発な交流が行われました。今回の懇親会では久しぶりにオークションが行われました。菌学関連の貴重な書籍や記念切手など、オークション品をご提供いただいた方々にこの場を借りてお礼申し上げます。落札額総額は45,650円に上り、これを若手研究者のための国際会議渡航費用として活用させていただきたいと思います。ご協力ありがとうございました。

 今大会は52名のご参加を賜り、盛会のうちに終了致しました。今後も、菌類に関する多様な話題・研究成果を発表し、情報を交換する場として関東支部年次大会をご活用いただけましたら幸いです。

 最後に、ご参加いただいた皆様、演者の皆様、会場準備にご協力いただいた皆様に深く御礼申し上げます。


年次大会担当幹事 石崎 孝之・山口 薫

総会1
勝本賞1
勝本賞2
話題提供講演1
話題提供講演2
話題提供講演2
話題提供講演2
話題提供講演2