2015年度茨城大学・日本菌学会関東支部共催 公開講座 「植物を支える菌根菌のはたらきを探る」実施報告

日時: 2015年11月28日(土) 10:30-14:00
場所: 茨城大学教育学部
共催: 茨城大学
講師: 谷亀高広 (国立科学博物館筑波実験植物園)/顕微鏡観察支援:小野義隆(茨城大学)

講義:根を介した植物と菌類との多様な相互関係について概観した上で、主に外生菌根、アーバスキュラー菌根、ラン菌根の生物学的特徴について、実際の研究例を示して詳しく説明しました。光合成で自立していると考えられている植物が菌類に大きく依存していることを再認識すると同時に、大きな植物が顕微鏡的な菌類に寄生して生活をしている事例を始めて学び、大きな驚きを覚える受講者もいました。

観察:外生菌根、アーバスキュラー菌根およびラン菌根を双眼実体顕微鏡下で徒手切片にして、顕微鏡観察しました。菌根については様々なメディアを通じて知識を得ていた受講者の方々でも、実際に菌根を切片にして顕微鏡観察するのは初めてで、すべての受講者が植物細胞・組織と菌糸の関係を自ら観察したことに満足感を得ていたようです。この観察を通じて、徒手切片の簡単な作成方法と顕微鏡の適正な使用方法を習得してもらいました。この講座は、中学校3年理科「生物と環境-自然界のつり合い」 での教材開発に資することを目指し、学校教員の参加を期待していましたが、本年も現職教員の参加はありませんでした。

担当 小野 義隆

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